2007年09月15日

ひとりもよいもの

高校生の頃、
名古屋の自宅から京都まで、ひとりで歩いたことがある。
6日間の小旅行である。

monmado.jpg

昼間はただ黙々と歩き、
神社の陰で寝袋にくるまって眠る、
なんていう道中が、楽しいはずはなかったが、
あれは貴重な体験だった。
おう、乗ってけよ、
と声を掛けてくれたトラックの運ちゃんも、
こころよく泊めてくれたお寺の人も、
顔は覚えていないけど、懐かしい。

あんな淋しさや不安や心細さは、
大人になってしまってからは、
なかなか味わえるものではない。

たしかにあの大学生のように、
仲間とにぎやかに出かけるのも楽しいだろう。
でも、楽しいことがいちばんよいとは限らない。
楽しくなくてさびしくて、
それでも素晴らしいことってのが、やっぱりある。

若くて馬鹿で弱くて貧乏なうちに、
そんなことのひとつを体験できてよかった、と思う。
posted by こもだ at 22:13| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先生〜若い時の体験はいいですよね!
若い時って、失敗することをあまり考えなかったような気がします!
なんだか大人になってしまうと、体験する前にいろいろと考えてしまいますよね〜

こもだ先生の私にとって勉強になるお話は、
きっと!学生の頃の先生の体験からも、きているんですよね〜
 
 
 

  






Posted by セラ at 2007年09月16日 20:56
若い頃は今よりずっと気が弱く、
失敗することをいつもおそれていました。
この旅行のときも、実に入念に準備をしたものです。

それが年を取るにつれ、
その場で何とかできることが増えてきたためか、
すっかりいい加減なヤツになりました。
大人になって、ああよかったって感じです。
Posted by こもだ at 2007年09月17日 10:09
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